『女に生まれたら、コレを読め マル活必勝法』勝間和代著 を読んで感想
秋の読書 2冊目は
『女に生まれたら、コレを読め マル活必勝法』勝間和代さん著
実践的なハウトゥーや成功の秘訣の伝授ではなく、その活動の重要さをデータもとに示し、心構えを伝えてくれる本です。
全部で10個のチャプター(〇活)に分かれて書かれています。(カッコ内は備忘録)
①人活
②美活
③就活 (本当の就活は一生続く、に共感)
④恋活
⑤婚活 (結婚から得られる最大の価値は社会的な成長、とのこと)
⑥産活
⑦住活 (住宅ローンで購入より身軽に賃貸の時代?)
⑧エコ活
⑨財活 (投資信託ちょっと興味あります)
⑩日本活
その中で本書の抜粋とともに、私が感じたこと・考えたことを記します。
④恋活に関して
冒頭で筆者の勝間さんは「恋愛至上主義者」であると記されています。
バリキャリなイメージのある勝間さんなので、なんだかちょっと意外に思いました。が、恋愛至上主義の理由も、勝間さんらしく合理的なものでした。
基本的に人生は活動ですが、恋愛が「最も努力のモチベーションを高めやすい」動機になりえると捉えています。
メリットに関しては
「寿命が延びる」
→パートナーがいることで心の安定、栄養面や衛生面の向上→長寿につながる
→恋愛は人生にとって貴重な「時間」を増やしてくれる可能性のある、有り難いもの。
「人にやさしくなれる」
→良い恋愛は他者承認欲求と自己承認欲求を満たしてくれる。→自信につながる、余裕がうまれる→人にやさしくなれる。
など、他にも5つの理由が書かれていました。
⑧エコ活について
マイバッグを使うことだけがエコ活じゃないよ、もっと広い意味で地球の中の社会の在り方を考えようというメッセージを私は受け取りました。
“「社会的責任支出」→自分たちのお金をただ貯め込んだり、贅沢品に使うのではなく、社会にとって意味のある使い方をしよう、それによって社会を変えようという発想です。
このあたり特に共感できました。
例えば化粧品ひとつにしても動物実験をしていないメーカーの商品を選んで買うなど、企業ポリシーに賛同したものを購入する行為ですね。
コーヒーやチョコレートなど、多少高くても、生産者を搾取するような仕組みではないフェアトレード商品を購入することもそうです。
購入行為だけでなく、「買わない」という選択も消費者の意思表示ができ、需要のないものとして淘汰することもできます。
「需要が減らなければ、供給も減らない」という社会。
最近働き方改革も話題になっていますが、我々消費者が長時間労働を助長していることもあります。
コンビニや飲食店などの24時間営業などです。
例えば「深夜のコンビニを極力利用しない」というひとりひとりの積み重ねが、社会の流れに影響を与えて「24時間営業する必要はない」と判断されるに至る可能性があります。
年末年始ぐらいゆっくり休みたいと思う一方、初売りセールに行ったりしている。その先には休まずに働いている人がいる。
初売りセールに出かけるというちょっとした欲望を我慢することで、どこかの家庭の一家団欒の日が確保できるかもしれないと思うと…。
そこまでのやりたいことなのかを考える良いきっかけになりますね。
社会人として、
“自分や環境がいい方向に変わるようお金を使うことができる” という幸せと自覚を持った、いち消費者でありたいと思いました。
まとめ
著者の勝間さんからは
● Plan Do Check Action のPDCAサイクルを回すことにより、人生を"スパイラルアップ”してほしい。
●本でお手伝い出来るのはPlanのみ。Do Check Action は自分で頑張って!行動あるのみ!
というメッセージが発せられていました。
Just Do it !!